No.30 市バス新車リポート 2010(10.10.20掲載)

大阪市営バスの2009年度の新車投入が2009年12月から順次行われ、2010年3月末までに55両の新車投入が完了しました.

2009年度のノンステップバス枠はいすゞ「エルガ」のディーゼル車が3年ぶりに投入されたほか、ハイブリッドバス枠は日野の「ブルーリボンシティハイブリッド」が2年連続で投入され、JBUS勢が入札を独占する形となりました.

今回の新車は2010年3月をもって閉所となった古市営業所を含む全営業所に配属され、東成・酉島営業所については3月末をもって全車ノンステップバス化が完了しています.

2009年12月に先行投入されたいすゞ車のノンステップバス(PDG-LV234L2)です.「エルガ」のノンステップバスが投入されたのは2006年度以来3年ぶりで、12月末までに11両の納車が完了.古市営業所を含む各営業所に1両ずつ配属が行われましたが、3月改正時に早くも一部車両の転属が発生しています.
出戸バスターミナル

2010年1月から3月にかけて投入されたいすゞ「エルガ」です.大半の車両は例年通り1月以降に行われ、2009年度はほとんどの新車投入が「エルガ」だったことから、長吉・古市営業所を除いた9営業所に各車を配属.2003年度に実施された入札制移行後もふそう車の新車投入がほぼ一貫して続けられてきた港営業所にも、異例となるいすゞ車の新製配置が行われました.
大阪駅前バスターミナル(大阪駅前)

2年連続3度目の導入となった日野の「ブルーリボンシティハイブリッド」(BJG-HU8JLFP)です.今回投入された5両のうちの3両が井高野営業所に、残りの2両が住吉営業所にそれぞれ配属され、住吉営業所については日デのハイブリッドバス廃車以来2年ぶりとなる低公害車の配置復活となりました.
あべの北操車場(あべの橋)

前面にデザインされている市章(みおつくし)です.従来は金色に塗った市章を車体に取り付けていましたが、コストダウンを進めるために2009年度の車両より市章を塗装で表現されるようになり、この点が2009年度車最大の仕様変更点となっています.
住吉営業所(敷地外から撮影)

今回の新車投入で全車引退となったリフトバスです.リフトバスは1991年に全国に先駆ける形で登場し、最盛期には69両が活躍していましたが、バリアフリー対策の車両をノンステップバスの増備に切り替えたことから1997年度を最後に導入を中止.2003年度末より順次廃車が開始され、守口営業所に集中配置されていた1997年度車の5両も今回廃車.この廃車によって守口営業所に在籍していた大阪22ナンバー車も消滅しましたが、バリアフリーの面で貴重な車両という歴史的価値から、写真の7783(いすゞ−西工車)については酉島営業所で保存されることが決定しました.
新森操車場(新森公園前)

同じく今回の新車投入で全車引退となった中型ツーステップバスです.中型ツーステップバスの投入は1997年度のふそう車をもって終了し、以降の中型車投入はノンステップバスへと移行.最後まで残った1997年度車の8両は廃車直前に東成営業所に集中配置され、3月末のダイヤ改正直前まで東成の中型車運用路線で活躍していました.なお、この8両の廃車によって中型車の全車がノンステップバスとなり、大型車よりひと足早く完全バリアフリー化が達成されています.
天満橋

3月末のダイヤ改正で系統番号が変更された83号系統(大阪駅前−旭区役所−守口車庫前)です.今回のダイヤ改正では系統番号が重複していた系統を中心に系統番号の変更が実施されたほか、古市営業所・新森操車場・東深江操車場の廃止や一部系統が廃止されるなど、2008年改正に引き続いて減便基調の改正となっています.
守口営業所(守口車庫前)

ダイヤ改正前日の3月27日をもって閉所となった古市営業所です.古市営業所は主に大阪市の東部の路線を担当しており、2002年からは大阪運輸振興への委託が行われていましたが、担当エリアが他の営業所と被っていたことなどから今回の廃止が決定.1996年に住吉営業所あべの支所が閉所されて以来となる営業所の閉鎖となり、古市に配属されていた車両は他の各営業所に転属となりました.なお、古市営業所の閉所により市バスの委託営業所が1つ減ることから、4月1日より鶴町営業所が大阪運輸振興へ委託されるようになりました.
古市営業所(敷地外から撮影)

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