No.32 32000系増備の動き 2010.spr(10.08.23掲載)

老朽化が進む30系を置き換えるための32000系投入が2009年度も行われ、3月30日より32602Fの営業運転が開始されました.

今回投入された32602Fは量産先行車として登場した32601Fを改良した形で登場し、前面LED幕のフルカラー化や優先座席付近に取り付けられたつり革が黄色となるなど、本格的な量産に向けた仕様変更が行われたうえでの営業運転入りとなりました.

また、32601Fについても32602F登場に先立つ形で量産化改造が行われ、前面幕がフルカラーLEDに変更されるなどの改造を受けています.

おしらせ / 御堂筋線においても30000系の投入が予定されていることから、このリポートより谷町線向けに投入される30000系については「32000系」として紹介いたします.

森之宮検車場に姿を現した32602Fです.森之宮検車場への搬入後に検査が行われたのち、3月中旬には森之宮検車場の留置線に姿を見せるようになり、22日の中央線内試運転を経て大日検車場へ回送.大日検車場到着後は営業運転開始に向けた最終調整が行われていました.
10.03.18 / 森之宮検車場(敷地外から撮影)

営業運転を開始した32602Fです.32602Fは年度末に間に合わせる形で3月30日に営業運転を開始.量産化改造を終えた32601Fとともに谷町線を走る姿が見られるようになり、32602F登場後に投入された32603F・32604Fと共通運用で現在営業運転に就いています.
10.05.16 / 谷町九丁目

32000系量産車で最大の特徴となっている前面のLED幕です.量産先行車の32601Fでは3色LEDが採用されていましたが、通常の方向幕を採用する既存形式と表示内容を合わせるためか、量産車では方向幕の表示をより再現できるフルカラーLEDが採用され、書体についても方向幕のそれに近い形に変更されました.
10.05.16 / 文の里

側面のLED幕です.側面幕については保守作業時においても影響が少ないことから、量産車においても3色LEDのままとなっており、前面・側面がフルカラーで統一されていることの多い他社の形式とは異なり、表示面によって表示内容が異なる状況となっています.
10.05.16 / 文の里

32602Fの車内です.基本的には量産先行車(32601F)の仕様を引き継いでいますが、量産先行車では一度廃止された床下の点検蓋が復活しているなど、細部において仕様変更が発生しています.
10.05.16 / 阿倍野

優先座席付近の様子です.優先座席であることを明確にするためか、この32602Fからは優先座席の前にあるつり革は黄色に着色されるようになりました.
10.05.16 / 文の里

扉上部に取り付けられているLCD式の案内表示機です.基本的に量産先行車と同じ仕様となっていますが、スピーカーの取り付け位置が表示機の右上に変更されたほか、表示機の設置によって独自寸法となった広告枠にも一般の広告が入るようになりました.
10.05.16 / 天王寺−四天王寺前夕陽ヶ丘

32602Fの開閉予告灯です.こちらについても取り付け位置が扉の中央部分に変更され、車外からの開閉予告灯の認識性をさらに向上させる工夫がなされています.
10.05.16 / 四天王寺前夕陽ヶ丘

32602F投入に合わせて量産車改造を受けた32601Fです.32601Fは3月上旬に運用から離脱し、大日検車場にて量産車に準じる改造を実施.これによって前面方向幕がフルカラーLEDに変更されるなどの変更が加えられ、3月29日より新たな装いで営業運転に復帰しています.
10.05.22 / 四天王寺前夕陽ヶ丘

32602F投入によって廃車となった30系3060Fです.3060Fは1996年に増発用として谷町線へ転属した3編成のうちの1編成として知られ、八尾南方の先頭車だった3060には中間車時代に取り付けられていた幌の跡が残されていたことなど、残存する30系のなかでも特徴のある編成となっていましたが、32602Fの営業運転日となった3月30日に森之宮検車場へと回送.翌31日に車籍が抹消され、この地点でステンレス車体の30系は残り5編成となりました.
08.07.22 / 谷町六丁目

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