No.56 市バス転回所現況リポ 2012早春(12.03.11掲載)

大阪市営バスでは市内のほぼ全域に路線網を敷いており、戦後に延伸された区間を中心に市バスの転回所が設けられています.

これらの転回所では今日に至るまでその役割を担っていましたが、近年の路線再編の影響を受け2008年に安田停留所の転回施設を廃止・売却を実施.

現在残存している転回所にも路線再編対象となっている箇所が存在しているほか、2015年度までの市営交通全廃案も浮上し、市有地となっている転回所の更なる廃止・売却が今後も予想されています.

(写真はすべて2012年冬に撮影)

6号系統(あべの橋−住道矢田)と赤バス・東住吉南ループの転回所となっている住道矢田停留所です.住道矢田停留所は1955年の市域拡張で編入された旧矢田村に位置しており、市バス路線の延長に合わせて転回所を新設.現存している転回所の中では敷地面積が比較的狭いのが特徴となっているほか、隣接する私有地の出入口の役割も兼ねています.
住道矢田転回地(住道矢田)

18A号系統(北巽バスターミナル−加美神明東住宅前)の転回所となっている加美神明東住宅前停留所です.こちらの転回所も1955年の市域拡張で編入された旧加美村に位置し、開設当初はなんば発着の系統が乗り入れていましたが、ゾーンバス導入の際に北巽までに路線が縮小.その後、久宝寺六丁目への延伸が行われるなどのテコ入れもありましたが、18A号系統がアクションプランにおいて廃止対象系統に指定されていることから、今後の動向が注目されます.
加美神明東住宅前転回地(加美神明東住宅前)

10・35・73・85号系統の転回所となっている杭全停留所です.交差点からUターンする形で転回が行われており、発着系統が多いことから展開所内に安全地帯の乗り場が用意されている点が大きな特徴となっているほか、過去にはトロリーバスの転回所や古市営業所(当時)の待機拠点としての役割も担っていました.
杭全町転回地(杭全)

46号系統(天満橋−焼野)の転回施設となっている焼野停留所です.焼野は旧茨田町域に位置していましたが、1955年の編入後も長らく路線の設置が行われず、のちに府営住宅の敷地を間借りするような形で転回所を設置.交差点の先からP字型に転回する形が採られているほか、並行して走る京阪バスの焼野停留所(南行)も転回所内に設けられており、市バスの転回施設を京阪バスと共有している形となっています.
焼野転回地(焼野)

104号系統(十三駅東口−十三市民病院)の転回所となっている榎木橋停留所です.転回施設自体は戦後直後に開設され、阪神大震災の際には終日不通となった御堂筋線の利用客が転回所を埋め尽くすなどし、近年は路線延長により榎木橋止となる朝夕を除いて道中で立ち寄る形での転回が行われていますが、市バス改革アクションプランの廃止対象となっており、今後の再編・廃止で転回施設が廃止となる可能性が強まっています.
榎木橋転回地(榎木橋)

97号系統(大阪駅前−神崎橋)の転回所となっている神崎橋停留所です.施設自体はトロリーバスの転回拠点を受け継いでおり、ラッシュ時の頻発運転を行う際に転回所内でバスの待機が行われる関係で、降車専用の停留所がのりばの向かい側に設けられています.
神崎橋転回地(神崎橋)

1999年に新設された中島公園停留所の転回施設です.中島公園は西淀川区内に位置しており、中島地区の開発進行に合わる形で当時の支線92号系統(現 92A号系統)を中島公園まで延伸.その後さらに延伸が行われましたが、東行・西行ともに転回施設内の停留所を共有している関係で、歌島方面へ向かう便もループ状に転回所へ一度立ち寄るほか、中島二丁目延伸後も休日は全便中島公園で折り返しを行っています.
中島公園転回地(中島公園)

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